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4月某日 尊敬すべきコンサルタント女史と情報交換

仕事の合間をぬって時間を作って頂きありがたい限り
それぞれの近況から始まりクライアントの抱える悩みに及んだ


コンサル女史曰く
50代半ばのドクターは鬼門であると

確かにそうである


当院の院長をはじめ院長の同級生等を見ていると、
開業医・勤務医・研究職それぞれ立場は異なれど、
体力的な衰えや子供の教育問題、
あるいは早い方では親の介護問題等それぞれの悩みが表面化する頃である


特に開業医は
40代で開業してからちょうど10年をまわった頃


患者数も落ち着き、開業医としての診療スタイルも確立した頃である反面、
そろそろ医療機器の入れ替え買い替えやクリニックの外壁や
内装のリニューアルも必要となってくる

つまり悩みの噴出とまとまった費用が発生する時期である


同時に院長の頭の中で
あと何年診療を続けられるのか
どうやってモチベーションを保っていくのか?
という疑問が沸き起こってくる


当院も開業してこの十年を振り返ると、開業当初に比べ診療圏の環境変化は歴然だ


数年前の競合クリニックの開業や他クリニックの世代交代、近隣他科クリニックの閉院

高齢化による人口減と患者さんの通院困難、スタッフの入れ替え等々


このまま右肩上がりの状況ではないのは明白である


つまり 
クリニックをいかに導いていくか?
クリニックの行く末はどうなるのか?
ということを考える必要に迫られる


製品ライフサイクル理論(
Product Life CyclePLCでクリニックの行く末を考えてみた

PLC
とは製品が市場に導入されてから撤廃されるまで、導入期・成長期・成熟期・衰退期といった人間の様な発達段階がありそれぞれの期間により資金の流出入やマーケティングの対応がことなるという理論


確かに導入期は製品の認知度、この場合はクリニックの認知度を上げることが課題だ

診療時間や医院までのアクセス等はもちろん院長の経歴やクリニックの雰囲気を伝えて、
通院し受診する様子をどれだけイメージできるように導けるか?がポイント

看板も含め当初にどれだけ多く告知できるか?ロケットスタートをきれるか?
この施策如何で今後の長い開業医人生が決まるといっても過言ではない


成長期は一般的に市場におけるシェアの拡大・確立が課題となる

私見だが、成長期にはどれだけ院長を含めスタッフが診療に真摯に向き合えるか?!
どれだけエネルギーを診療に費やすことができるか?
で次のステージ成熟期で取りうる施策とその成果が違ってくると思う


成熟期には原料費材料費のコスト削減や市場におけるポジショニングやシェアの防衛が課題であり、ブランドロイヤリティーを高めるためのコミュニケーションが必要と言われている

まさしく成長期にしっかりと結びついた患者さんとの信頼関係をより強固なものとし、
患者さんのマインドシェアを獲得し続けられるか否か、
その成果は成長期で院長が診療に注いだエネルギーに比例すると思う


当院を含め件の院長たちはまさしくこの成熟期

次のステージ衰退期をどの方向に進むか?が悩みどころ


自立再生イノベーションを採用
し、
自院の資源を使って成長する新規市場カテゴリーに向かうもよし

企業買収再生イノベーションを採用し、
自院の
MAも含め他者に事業移管を考えるもよし


現実的には収入が下がっても利益が確保できるように
生産性を高めることに注力することくらいしかないか・・・

世の中にはこのPLCに一致しない製品(超ロングセラー商品など)も多く実在する

私的にはロングテール目指し、亭主元気で・・の如く、「院長元気で診療がいい」だね
おあとがよろしいようで・・・